7月2日 東北農林専門職大学キャリアサポート・研修センター様にて【スマート農林業理解促進研修(稲作)】を行いました
東北農林専門職大学キャリアサポート・研修センター様より、稲作・畑作物のスマート農業概論及び農業分野におけるICT、ロボット等の取り組み・活用事例についての講演依頼をいただき、新庄市にある東北農林専門職大学大講義室にてお話をしてまいりました。
当日は、新規就農支援研修生様及び一般農業者様、県内農業学科設営高等学校様、附属農林大学校学生様など約90名の方にお集まりいただきました。
はじめに農業を取り巻く世界・日本の状況として、食糧供給危機や温暖化による作物生育への影響、農業従事者の減少、肥料価格の高騰、異常気象による生産不安定化などを挙げ、スマート農業で解決できることとできないことがあること、スマート農業は道具の進歩であり、スマート農業を利用する生産者の視点が重要であることをお話ししました。
次いで「こと」を成すには「ひと」と「もの」の両立が必要であることから、「ひと」への投資が必要であることをお伝えしました。あわせてスマート農業の戦略として、各ツールの性能や課題、スマート農業の効果についてハード・ソフトの両面から解説を行いました。さらにドローンによるセンシング画像活用戦略として、情報連動型肥培管理システムや土づくりシステムなどを紹介しました。
最後に、スマート農業機械がいくら進化しても最終的には人の判断が必要となることから、スマート農業は「人が主役」であることを大事にしてほしいことをお伝えしました。