7月2日 酒田西高等学校様 探求学習講義を行いました
酒田西高等学校様の体験的・探求的活動「酒西Inq.l.自然科学コース」の講義を行いました。
先月は酒田西高等学校様にて「スマート農業とは~基本技術×先端技術~“人が主役のスマート農業”」の講義をさせていただきました。2回目となる今回は、スマート農業研修センターを会場として開催しました。
はじめに、“センシング”とは、ほ場の健康診断であり、センシング画像はレントゲン写真であること、レントゲン写真から診断・対応する技術を習得することが重要であるとお伝えしました。
次いで、「還元を考えてみよう」として、還元とは湛水により酸素が失われる現象であること、進行すると根にダメージを与える有機酸や硫化水素、メタンなどが発生し、地球環境にも影響があることなどを説明しました。さらに、「水稲観察」として、幼穂(稲の赤ちゃん)を顕微鏡で観察しました。生徒の皆さんはこわごわとのぞき込み「見えた!」と声をあげていました。
また、近くの圃場でドローンのデモ飛行を行いました。離陸からあっという間に上昇し、あらかじめ入力しておいたコースどおりに飛行し、帰還してくるドローンを必死に目で追っていました。
最後に藤井から、皆さんのようにこれからの時代を担っていく方々が農業や食に対するイメージをプラスの方向に変えてくれることを願っています、とエールを送りました。