7月25日 JA庄内みどり様【営農指導員新人研修】を行いました④
この日の講義は「生育後期管理」「土づくり」「病害虫防除」です。
はじめに出穂期における葉と根について、上位葉や中位葉、下位葉、根のメカニズムやそれぞれのはたらきについて説明を行いました。また、登熟に対する温度の影響について、「高温」「低温」「やや低温」の場合、どのような状態になるのかをグラフとともにお示ししました。また、開花時と受精初期、登熟速度について述べ、それぞれのステージにおける温度の籾の状態について説明を行いました。
次いで日較差について、夜温が低いということは呼吸による消耗が少ないため、登熟に有利であることをお伝えしました。さらに、地力はコメの品質に大きな影響を与えることから、健康な土壌をつくるための一つの戦略として稲わら腐熟促進をあげ、圃場の状態に応じて石灰窒素や、酵素資材、秋浅耕、ケイ酸質資材を施用する方法があることを示し、その特徴や使用量についてお伝えしました。
次回は8/2です。「水管理」「収穫期判定」「堆肥の有効利用」についてお伝えします。