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実績

もっけ田農学校

7月31日 【第二期酒田もっけ田農学校】講義を行いました⑧

今回の講義は「生育後期管理」「水稲・稈葉充実度」です。

はじめに「出穂」とは、イネの葉鞘のすき間から籾が一つでも出てきたことを確認できる状態であること、水田の最終的な穂数に対し約10%出穂した日を「出穂始期」、約40%~50%出穂した日を「出穂期」、約90%出穂した日を「穂ぞろい期」ということをお伝えしました。そして、通常では出穂後5~7日でイネの花が咲き受精が完了し「開花期」となること、これらの各時期はイネを畦畔から広く眺めて判断することをお知らせしました。

次いでポット苗にて生育調査を行った後、座学として、光合成、根、カメムシ、気象災害一発施肥などについて解説を行いました。さらに稈葉充実度の定義とは成熟期の稈葉1本1㎝当たりの㎎のことで、成熟期の㎡当たりの稈葉重(㎎)を㎡当たり生育量(稈長×穂数)で割った値であるとして、計算例を示し、稈葉充実度のもつ意味について説明しました。

受講生様の感想として、「1次枝梗と2次枝梗の確認が重要と感じた」「カメムシなどの対処法を活用したい」「ケイ酸を施用し、強い籾がらにしていこうと思った」などが寄せられました。

次回は8月2日に本楯地区にて現地研修を行います。