7月4日 福島県天栄村農業員会の方が視察においでくださいました
今年2月に講演にお伺いしたご縁で、天栄村認定農業者会の皆様と天栄村産業課様、福島県県中農林事務所須賀川農業普及所主査、夢みなみ農業協同組合天栄支店担当課長の総勢19名様が、弊社においでくださいました。
はじめにイネの高温対策として、高温に強いイネを作ることを挙げ、山形では高温に強い品種は雪若丸、つや姫、はえぬきであることをお話しし、今後、高温に強い品種を作っていくことも一考ではないかとお話ししました。また、葉が直立していると穂への直射日光が遮られ、穂の温度上昇が緩やかになることから、ケイ酸施用による葉身の直立性向上事例をお示ししました。
あわせて高温や乾燥への耐力づくりとして、シンク能の適正化や還元リスク軽減、ケイ酸質資材施用、持続的窒素供給などを挙げ、具体的な方法について解説を行いました。
さらに収穫後の土づくりによる還元リスク軽減対策として、サブソイラーやスタブルカルチ、秋耕などによる排水対策をお薦めしました。
最後に天栄村役場の方から「稲刈り後にまた講演にいらしていただけるのを楽しみにしています。村長もぜひおいでくださるようにとのことでした」と言っていただき、とても嬉しい日となりました。