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実績

講演会

8月25日 JA庄内たがわ生産組合長会 夏期全体研修会にて講演をいたしました

演題は「情報を活用した高温障害に打ち勝つための戦略~品質・収量向上とコスト低減のために~」です。約120名の生産組合長様やJA役員や職員の方にお集まりいただきました。

はじめに令和5年10月の米価の相対取引価格を示し、山形県の米はつや姫や雪若丸などがランクインしており、評価が高いことをお伝えしました。しかし近年、規模拡大や気象災害など農家を取り巻く条件や環境が大きく変化していく中、収益性を維持していくためには現状維持ではなく、大胆な意識改革が必要であるとお話ししました。

そこで高温や乾燥に立ち向かう戦略として、早期活着や排水対策、稲わら腐熟、登熟根の確保や作溝・中干し・適切な水管理などを挙げました。あわせて還元圃場の写真をいくつかお見せし、施用した窒素を吸収できない根の状態はイネや水田からのSOSのサインであるのでそれを見逃さないことが大事であるとお伝えしました。

またケイ酸の施用効果として、葉身の直立性が向上した写真や、葉身がケイ酸でコーティングされることにより水分ロスが少なくなることや、気孔開度が高くなり蒸散が促進される効果があることなどを挙げました。

参加者様は時折メモを取ったりうなずいたりしながら聞いてくださいました。終了後には講師に駆け寄り質問してくださる方もいらして、嬉しい日となりました。