8月28日 【第二期酒田もっけ田農学校】講義を行いました⑪
この日のテーマは「生育後期管理②」「水稲の生育に対する還元ストレス~還元ストレスの影響及び診断と対策~」「土づくり」です。
はじめに実習として稈長と穂長の測定を行った後、節間長と葉身長の調査を行いました。次いで、イネの収穫時期は米の品質を左右することから、玄米が十分に登熟し品質が最良と思われる時期を判断し適期に収穫することが重要であること、収穫適期の判断方法としては、出穂期から日別の平均気温を総和した積算気温と青籾歩合によって決める方法を併用していることなどをお伝えしました。また還元ストレスの軽減対策として、酵素資材や石灰窒素、ケイ酸質資材の施用、浅耕などを挙げ、イネや根、土壌をよく観察して自圃場に合うものを選択して欲しいとお伝えしました。
受講生様の感想として、「積算温度はあくまで目安で、ちゃんとイネを見て収穫時期を決めていきたい」「還元が強いと初期茎数とその後の茎数が抑制され収量に影響することを初めて知った」「還元対策をしっかり行っていきたい」などが寄せられました。
次回は9月11日です。「スマート農業(情報利用)」「自圃場の課題抽出」について学んでいきます。