4回目となる「情報(スマート農業)を利用した生産技術研修」です。
この日のテーマは「生育後期の評価と今後の対応」です。久保農林水産部長と菅原農政課長にもご参加いただきました。

はじめに、これまでの気象経過と水稲の生育状況について確認として出穂期が早期化していることや㎡籾数を確認すること、中干しの実施時期を慎重に見極めること、葉位別の葉色を観察し淡い場合は施肥対応をすることなど述べました。あわせて今後の重要な対応として、水管理や台風やフェーンへの対策、適期の刈り取りなどを挙げました。

次いで、一次枝梗籾数と二次枝梗籾数からわかることの評価としてミニ実習を行いました。平均的な穂数の穂を3株ほどサンプリングして1株の穂を穂長より半分にし、それぞれの数をカウントします。これで㎡あたりの籾数と二次枝梗籾数の割合が分かります。また後期凋落の要因として、生育ステージや現象、減収想定要因ごとに確認ポイントを挙げ、いくつかの対策について解説を行いました。

次回は11/27です。「令和5年の稲作の評価と圃場のカルテ評価」について行います。