8月28日 鳥海地区土づくり研修会にて講演をさせていただきました
酒田市鳥海地区農業振興協議会様から『近年の異常気象に対応するため、水稲栽培においてあらためて土づくりの重要性を確認する機会を設け、今からでもできること、さらに来年度以降の生産につなげたい』とのご依頼をいただき、「高温障害に負けない土づくり~単収・品質向上、コスト低減~」をテーマとしてお話をさせていただきました。
はじめに、農業を取り巻く条件や環境が大きく変化・複雑化している昨今、気象災害や規模拡大等に負けない稲作・水田環境にするには大胆な意識改革が必要であるとお話しし、そのための戦略として、品質重視の食味戦略やスマート農業から得られるデータを活用した効率的な土づくり重視型多筆管理や高温耐性品種の選択、水管理の徹底などを挙げました。あわせて高温や乾燥対策として、還元リスク軽減対策やケイ酸質資材の施用、持続的窒素供給などについて、実証試験のデータとともに解説を行いました。
参加者様ははじめ、藤井会長の勢いと力強さ(暑苦しさ?)に圧倒されておられたとのことでしたが、質疑応答ではいくつかご質問もいただき、また、講演会終了後には参加してよかったとおっしゃっていたとのことで、ほっと一安心しました。