9月8日 全国有名産地米食べ比べ企画等研修会を行いました
令和4年度の酒田市生産組合協議会研修会が開催されました。
会場には鹿児島県与論町那間小学校5年生の皆さんが送ってくれた農家の皆様へのメッセージが掲示されました。
これは、教科書に掲載されている「米作りの盛んな地域(山形県庄内平野)」で学んだ成果をまとめたものです。「いつも美味しいお米を作ってくださりありがとうございます」などのメッセージと共に生徒さんがイメージしたつや姫のパッケージのイラストなどもあり、参加者の皆様は目を細めてご覧になっていました。
研修会①では「食味試験」とつや姫当てチャレンジが行われました。
平田地区の山間地で育った「はえぬき」を基準米とし、「ゆめぴりか(北海道)、青天の霹靂(青森)、サキホコレ(秋田)、銀河のしずく(岩手)、だて正夢(宮城)、福、笑い(福島)、新之助(新潟)、つや姫(山形)」について穀物検定協会のルールに従って食味試験を行いました。先入観を持たないよう参加者様には品種は伏せています。参加者様は紙皿に載せられた白米の外観の白さや炊飯光沢、香り、味、粘り、硬さなどをじっくりと確かめながら挑んでいました。
研修会②では主催者様からのリクエストにより「50年度の未来の酒田農業について」と題し講演を行いました。
藤井からは、「50年後も酒田の農業が盛んであるように、まずは現状を理解していこう」として、ピンチをチャンスに変えるには発想の転換を行うこと、課題や問題点を把握し、冷静な判断を行うことが重要であるとお伝えしました。あわせて肥料価格高騰対策や、規模拡大しても高品質多収、省力、低コスト化につながる事例についてお知らせしました。
最後に「皆さんの持っておられるしっかりした技術を次世代に繋いでいけば50年後もきっと大丈夫でしょう。一緒に頑張っていきましょう。」とエールを送りました。