9/28~9/30 ジェイカムアグリ株式会社様 「稲作の基礎」研修を行いました
今年6月より行われてきた「稲作の基礎研修」全4回の最終回です。
はじめに「品質調査法」から品質調査実習を行いました。目視で着色粒、死米、胴割米や砕け米などの被害粒、白未熟粒などの未熟粒を区分ごとに分けた後、穀粒判別器で分析を行い、調査結果の解説と各品質項目別の説明を行いました。
次いで、肥料高騰対策や土壌還元対策、収量評価や課題抽出法について講義の後、、堆肥からの肥料成分計算を行いました。あわせて、畜種によって成分の含有率には幅があることや成分量に特徴があることをお伝えしました。そして堆肥の施用により土壌中の空気の割合が高く、通気性や保水性が良好になった例を挙げました。さらに食味官能試験では、とう精したサンプル米の水分測定や水分測定値による加水量の算出、洗米から加水、炊飯までの作業をグループごとに行いました。炊きあがるまでに、食味評価法や食味を左右する要因や栽培対応、水田フル活用の講義を行いました。
最後に藤井から、農家の方とお話しする際は何気ない会話から、農家さんが必要と感じていることを見つけて、その情報をお伝えし営農に活用してもらえるよう、どんどんコミュニケーションをとってほしいとお話ししました。また、それぞれの職場に戻ってから質問や疑問に思ったことは遠慮なくご相談いただきたいこと、皆さんが今後も元気で頑張ってくれることが私たちの願いです、と熱いメッセージをお送りしました。