9月6日 JAいわて平泉様主催【生産者大会】にて講演をさせていただきました
岩手県一関市川崎町の川崎市民センターを会場とし、令和5年度いわて平泉米生産者大会(一関地方良質米生産確立生産者大会)にて講演をさせていただきました。
はじめに、令和5年5月から9月までの一関市の平均気温と日照時間のデータを示し、例年にない高温気象となっていること、また高温条件下で増収・品質向上を目指す必須条件は早期活着・初期生育の良化であることをお伝えしました。あわせて初期生育不良の要因について挙げ、資材の選択や対策について解説を行いました。
さらに還元の進んだ水田やイネの状態を写真で示し、根量が少なく黒い根が多いものはイネや水田からのSOSのサインであること、還元の起こりやすい状況は、排水不良、酸素不足であること、また、稲わらが多いと翌春に分解が急激に進み、酸素不足になることなどお話ししました。
そこで還元対策のひとつとして、稲わら腐熟促進材(アグリ革命)の施用効果について、移植2週間後の根の比較や酸化還元電位の推移のグラフを示し、説明を行いました。
参加者様からは「新たな米づくりのヒントが見えた感じがした」「これを機会にいろいろと交流したい」などの感想をいただき、新たなご縁がつながった貴重な日となりました。